1年半ぶりの新作読み切り漫画を公開しました。木曽義仲の最期を描いた作品です。
作品のモチーフ
着想の元になっているのは、能の『巴』と『兼平』です。どちらも『平家物語 巻第九 木曽の最期の事』を元に書かれた曲で、木曽義仲のラストシーンを別の主人公目線から描いたものです。
『かぜはふり』は『巴』と『兼平』を結合しつつ、全く別の角度からそれぞれの生死を描きました。
漫ろ画
漫画の文脈を意図的に無視しているため、「何コレ?」という感想が一番多いと思いますが、それでいいです。世間で期待されている漫画とは異なるものを描いたので、僕は「漫ろ画」と勝手に呼んでいます。漫画に興味を失って久しい僕ですが、漫ろ画はもっと描きたいと意欲を覚えています。
次回作
すでに次回作のプロットは完成しています。『かぜはふり』とは時代も国も異なり、19世紀のフランスを描くことになるでしょう。またギャグが無い作品を描くことになりそうです。
決してギャグを忘れたわけではないのでご安心ください。並行して描いているシナリオでは「ガリバタチキン将軍」や「ポテト・ヤマモリ軍曹」などが大騒動を巻き起こしています。こちらもご期待ください。